伊勢木綿と日永うちわ

三重県の伝統工芸品のひとつである日永うちわ。着楽やmoderateがある四日市市日永で江戸時代から作られているうちわです。

1本の竹を編んで作られているため、持ち手と扇面の間にかご状の空間があるのが特徴です。1本の細い竹をそのまま使っているので柄が丸く、よく手に馴染みます。

細くてしなやかな女竹を細かく割いて交互に袋状に編んでいきます。加工が難しく高度な技術が必要とされますが、立体的に編まれた竹は弓のように柔らかくしなり、心地よい風を送ってくれます。

同じく三重県の伝統工芸品の伊勢木綿を使い、三重県在住のイラストレーター本城まい子さんのイラストが入った、三重県の伝統と魅力が沢山つまったうちわです。

梅雨明け目前、そろそろ夏本番といったところ。アウトドアやお祭りなど、うちわの出番がやってきます。小サイズのうちわは外出する際に鞄に忍ばせておくのにも便利なサイズです。素敵なイラストが入ったうちわはインテリアとしてお部屋に飾ることもできます。

プラスチック製のうちわと竹製のうちわって使い心地が全然違うんです。手への馴染み方とか、風の流れ方とか。広告目的でプラスチック製のうちわを配ってたりするじゃないですか。もちろんあれも十分使えるんですが、一度この竹製うちわを使ってみてください。きっとこの使い心地が気に入ると思います。

伊勢木綿の日永うちわ商品ページ

「凌ぎ手拭い」を作らせて頂きました。

三重県の伝統工芸や地場産業を用いた弊社のプロダクト「mimie」。昨年はAXESQUIN協力のもと、松阪木綿を用いたアグラスカートを発売させて頂きました。(コチラ■) そして、今回もmimieのアイテムとしてAXESQUINの「凌ぎシリーズ」より手拭いを発売させて頂く事になりました。先にご案内させて頂きますが、店頭での販売は6月19日(土)となります。通販でのご対応は準備が整い次第、ご案内させて頂きます。

 

 

凌ぎをテーマにした柄をあしらった「凌ぎ手拭い」。mimieバージョンは柄に三重県らしいポイントが隠されています。

 

 

ハンモックに揺られながらネイチャーストーブで焚き火を楽しんでいるシノラーさん。(シノギングを嗜む方達をシノラーと呼びます。)その足元に生えている背の低い植物はシダの葉。ここ三重県の低山の特徴的な植生でシダが群生している場所が多々あります。そして、少し遠くに見えるのは鈴鹿山脈。鈴鹿山脈が見えて、足元にシダが生えてて….という事はシノラーさんは、どこの山にいるのだろう…想像してみて下さい。答えが気になる方は松下にお声かけ下さい。

 

 

手拭いの左側には大きな満月の中に「凌」の文字。その下にはmimieのロゴも入っています。そして、三重の要素は柄だけではありません。手拭いの生地には伊勢木綿が使われています。

 

 

伊勢木綿は明治時代から動く力織機で織られており、一台の織機からは一日で一反(約13メートル)しか織り上げられない伝統工芸品です。切れやすく織るのが難しい「単糸」で織られているのでスピードの速い織機では織ることが出来ませんが、糸の状態が柔らかいので肌触りが良く、しわになっても戻りやすい特徴を持っています。端は処理されていないので、山でケガをしてしまった際には裂いて包帯代わりにする事も出来ます。

 

 

お色は、紺色と小豆茶色の2色。これからの汗ばむ季節には汗拭き用のタオルとして、少し肌寒くなってきたらクビマキとして。意外と出番が多いのが手拭いなんです。ハンカチや帽子、ナイフ(私だけかも)の様に、手拭いもついつい集めたくなってしまう。コレクター心を擽る不思議な魅力があるんですよね。

本日のブログは松下がお届け致しました。

三重県の魅力をお伝え出来るアイテムをもっともっと開発したいと思っていますので、宜しくお願い致します!

伊勢木綿のノーカラーコート

20151107_1412895

20151107_1412896

心地よく着るために、あえて手ぬぐいに使われる伊勢木綿を使用し、ワイドシルエットのノーカラーコートを作りました。
撚りの弱い上質な単糸で織られた生地は、洗いを重ねることで糸が綿(わた)に戻ろうとして、どんどんやわらかく風合いが変化していきます。
生地を贅沢に2重使いすることにより、薄手でやわらかい生地に張りを持たせ、透け感を抑えました。
肌当たりがよく、軽くてやさしい着心地のコートに仕上がりました。

伊勢木綿のラウンドカラーシャツ

20151107_1412893

20151107_1412894

心地よく着るために、あえて手ぬぐいに使われる伊勢木綿を使用し、リラックスシルエットのシャツを作りました。
撚りの弱い上質な単糸で織られた生地は、洗いを重ねることで糸が綿(わた)に戻ろうとして、どんどんやわらかく風合いが変化していきます。
生地を贅沢に2重使いすることにより、薄手でやわらかい生地に張りを持たせ、透け感を抑えました。
肌当たりがよく、軽くてやさしい着心地のシャツに仕上がりました。