三重県の伝統工芸品のひとつである日永うちわ。着楽やmoderateがある四日市市日永で江戸時代から作られているうちわです。
1本の竹を編んで作られているため、持ち手と扇面の間にかご状の空間があるのが特徴です。1本の細い竹をそのまま使っているので柄が丸く、よく手に馴染みます。
細くてしなやかな女竹を細かく割いて交互に袋状に編んでいきます。加工が難しく高度な技術が必要とされますが、立体的に編まれた竹は弓のように柔らかくしなり、心地よい風を送ってくれます。
同じく三重県の伝統工芸品の伊勢木綿を使い、三重県在住のイラストレーター本城まい子さんのイラストが入った、三重県の伝統と魅力が沢山つまったうちわです。
梅雨明け目前、そろそろ夏本番といったところ。アウトドアやお祭りなど、うちわの出番がやってきます。小サイズのうちわは外出する際に鞄に忍ばせておくのにも便利なサイズです。素敵なイラストが入ったうちわはインテリアとしてお部屋に飾ることもできます。
プラスチック製のうちわと竹製のうちわって使い心地が全然違うんです。手への馴染み方とか、風の流れ方とか。広告目的でプラスチック製のうちわを配ってたりするじゃないですか。もちろんあれも十分使えるんですが、一度この竹製うちわを使ってみてください。きっとこの使い心地が気に入ると思います。